イタリアのおばあちゃんたち。
小さな街中の至るところにあるベンチに座って
お年寄りたちが楽しそうにおしゃべりしている
日常風景は絵画のようですね。ほっこり和みます。
長生きの秘訣ってなに?癒しのひみつって何だろう?
そんな疑問は健康で長生きしている人をみるのが一番。
そこでハッピーロングライフについて研究を行っている、
ロイ・マルティナ博士に癒しの秘密を教えてもらいました。
ジャンヌ・カルマンってどんな人?
フランス人女性、ジャンヌ・カルマンさんは(1875~1997年アルル生まれ)
122年と164日間生きました。公的文書の記録の中では、
人類史上、もっとも長生きをした人物として知られています。
85歳からフェンシングを始め、100歳まで自転車に乗り、114歳で映画に出演し、
121歳でラップ音楽を歌ったそうです。しかも、20歳代から喫煙していましたが、
タバコに火をつけてくれる介護者のことを気遣って、117歳で禁煙したという。
二度の結婚、そして夫と死別。娘も孫を超えて長生きしました。
起伏の激しい人生を通してみえるカルマンさんの力強さ。
マルティナ氏は、彼女のラップダンスを踊る姿をビデオでみて以来、
その生活習慣を研究しました。その当時、彼女は100歳を超えてるとか。
こころと精神が、長寿の秘密と関わっているということに気づきました。
その長寿の理由を精神的なものと結び付けています。
「彼女の長寿のひみつ?それは手放しのパワーです。
過去を手放し、ゆるし、忘れる。前に進むのです。今ここを生きること」。
ゆるしと忘れることだとあっさり語っています。
ポジティブに今ここを生きることが大事だということです。
歳を重ねていくと、体の健康状態はもちろん大切ですが
今ここに生きていると思える、心の充実感も大事なのでしょう。
100歳以上の人が300人も暮らす町
イタリアのアッチャロリは人口およそ2000人の小さな町で
人々は喫煙し、ジョギングをすることもなく、太っている人も。
約300人は100歳以上でそのうち2割は110歳以上です。
科学者たちはアッチャロリの生活習慣を研究しています。
アッチャロリの100歳以上のお年寄りたちはみんな、
カタクチイワシとローズマリーを大量に食べている。
基本的に毎食、それらを食べているそうです。
高齢になるにつれ毛細血管は衰えがちですが、
ここに住む高齢者の毛細血管年齢は非常に若く、
なかには20代と同等の人もいるそうです。
「ちょっとした料理にも植物のローズマリーを使います」。
「どんな形で食べようと、それらが認知機能障害と老化を
ある程度防ぐことが研究で明らかになりました」。
研究者はこう述べています。
アッチャロリの住民らは、脳機能を改善するとされる
ローズマリーをほぼ毎日とっているだけでなく、
魚釣りやウオーキング、ガーデニングなど身体活動も
日常的に行っている点も注目されています。
毎日がときめくローズマリーの魔法
ローズマリーの効能といえば、アンチエイジング。
ローズマリーは血管を強くし、血行をうながし、
消化機能を高めることで新陳代謝を促進します。
細胞の老化を防止する抗酸化作用があることから、
若返りのハーブとも呼ばれてきました。
ローズマリーのハーブウォーターは‘ハンガリー水’とも
呼ばれています。この化粧水はリウマチで悩む
ハンガリーの女王のために作られたといわれています。
このハンガリー水でみごとに回復し、若返った女王は
77歳でポーランドの王様にプロポーズされたという
逸話があるそうです。
農薬の使われていないハーブで作られた
ハーブウォーターは安心、安全そのものです。
敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。
ローズマリーをお料理のスパイスとして使うと
強いさわやかな香りが引き立ちます。
毎日せっせとローズマリーをちぎって
セコンドのお皿にまぶしています💛
ハッピーロングライフのひみつ
あらためて、大事なポイントをまとめておきます。
・過去ではなく、今、この瞬間に生きる。
・手放しのパワーとは、ゆるしと忘れること。
・日常的な身体活動もおこなうこと。
・ローズマリーを毎日の食卓に。
今日も平和な1日を
OCEAN LOVE
Reference:
Roy Martina – Perdonare e dimenticare
10人に1人が100歳以上、イタリア「長寿村」の秘密 研究
100歳以上の人が300人も暮らすイタリアの町 長寿の秘訣は食事だった?