∞ シャドウ・エフェクト ∞
光あるところに影があるように、どれほど善人と称される人でも、神聖に見える人であっても、
かならず悪魔的な面や闇、シャドウ(影の部分)を抱えています。
それは、怒り、悲しみ、怖れ、強い羨望、欠如感、憂鬱感、空虚感といった負の感情やエゴ
あるいは妬み、敵意、嫉妬といったネガティブな感情と言いかえることもできるでしょう。
中国の伝統医学では陰陽説に重点が置かれ、全ての物質世界は陰気と陽気の二つからなり、
これらは相互に作用し、変化していると考えられています。
英語と伊語では”Yin-Yang”といいます。この陰陽は太極図で表され、陰を黒、陽を白で表し、
ふたつの勾玉が組み合わさったような形になっています。
それぞれの中に点があり陰の中に陽が、陽の中に陰が描かれ、それは陰の中にも陽があり、
陽の中にも陰があることを表しているのです。
陰は陽に転じ、陽は陰に転ずることを表し、ふたつの対極する存在がお互いに転じ合い、
永遠に繰り返していくことを表していると知れば、万物の世界のことが腑に落ちます。
シャドウはどうやって私たちの中に生まれるのでしょう?
私たちはそんなシャドウを自分のなかに見つけると、罪悪感や羞恥心などから、無視したり、
排除しようとしたりします。ポジティブ思考を意識すればするほど、負の感情を否定し、
無意識に隠そうとします。
でも頑張ったところで、シャドウが消えてなくなることはありません。
シャドウをギフトとしてどう人生に活かしたら良いのでしょう?
私たち人間は、誰もがシャドウ(心の闇)を持っています。シャドウを否定すると、
シャドウに人生を奪われます。でも、その存在を認め、光をあてた瞬間、
人生を一変させる恩恵と変容がもたらされるのです。
自分自身と世界に存在する苦しみを減らし、喜びを増幅させるには、
みずからのシャドウと向き合うことが不可欠なのです。
人生でネガティブな出来事が起こった場合に、ポジティブな面を見いだすための
インビテーションと捉え、意識をシフトさせることができます。
たとえば、これはイヤだな、やりたくないなと感じたとき、すぐさま、
「じゃあ、どうしたらいいの?本当はどうしたいの?」と自問自答します。
そして自分の意識をポジティブに向けて焦点をあてるのが重要です。
こころを平静に保つにはどうしたらいいのでしょうか?
光と影を融合することです。
光と闇の統合の第一ステップは、あなたの中にどんな光と闇が存在しているかに
気づくことから始まります。
次のステップでは、闇も光の一部であることを知り、気づいた闇に光を注ぐイメージをしながら、
「わたしは喜んで∞∞という闇を光に還して統合します。すべては、わたしという光りです。」
という風に受け取ってみましょう。
どんなふうに私たちの人生において機能するのでしょう?
シャドウは、すべてのひとが持っている。
シャドウは、それに「打ち勝つ」ものではない。
実はシャドウこそ、本来の力強さや幸福感、夢実現のキーそのもの。
シャドウは、あなたの人生を一変させる恩恵である。
シャドウとは「神から与えられた地図」である。
自分の暗黒面を抑えると、「善良な仮面」だけが強化されてしまう。
光と闇ふたつの自分を統合すると、がぜんあなたは輝きだす。
シャドウの裏に隠れている感情と折り合いをつける。
愛のなかでは、シャドウは生きられない。
シャドウとは、傷ついた自己が癒しを求めて生み出したもの。
シャドウは人生の「先生」であり「ガイド」。解決すべき問題ではない。
光が強いほど、シャドウも強くなるのは自然の摂理。
善と悪、光と闇。私たちは相反する力の両方を認めることが必要。
シャドウは「敵」ではなく、あらゆる挑戦の源になってくれるもの。
影も含めた自分の全体性を認めたら死んでしまいそうに思うのはエゴのトリック。
「完全なる私」になるための、もうひとつのピース。それがシャドウ。
シャドウを暗い地下室に押し込めず、私たちの味方につけよう。
神がシャドウを見ることはない。なぜなら愛の伴わない存在は実在しないから。
~以上、アマゾンの紹介より引用~
著者の一人、デビー・フォードについて。
“シャドウ”を研究し、その概念を現代社会学および精神修行に融合させた第一人者で、世界的称賛を受けるティーチャー、講演者、トランスフォーメーショナル・コーチ。
「 神様、私におあたえください。自分が変えられないことを受け入れる穏やかさを。
自分が変えられることを変える勇気を。そして、違いを知る知恵を。 」
21日間で人生を変える意識クレンジング~本当の自分に繋がるブレイクスルー・プログラム~